音 /ŋ/ の発音方法
このレッスンでは、英語の/ŋ/の音を適切な発音器官を使ってどのように生産するかについて学びます。
/ŋ/はどんな音ですか?
/ŋ/は英語の子音です。
英語の音 /ŋ/
音 /ŋ/ は日本語には存在しません。ただし、日本語の「ん」の発音が、特定の位置で /ŋ/ に近い音になることがあります。例えば、「銀行(ぎんこう)」や「本気(ほんき)」の「ん」がそれに当たります。これらの場合、舌の後ろの部分を上あごに近づけて鼻音を出します。日本語には完全に一致する音はありませんが、類似の音はあるため、少し練習すれば問題なく発音できるようになります。
図bを見ると、この音を作るためには、舌の後ろ部分と口蓋垂(のどちんこ)が重要な役割を果たしています。この音を出すには、舌の後ろを持ち上げ、口蓋垂に軽く触れさせます。図の通り、口蓋垂が鼻への空気の通り道を塞いでいないことがわかります。舌を上に動かして口からの空気の流れを止めると同時に、唇と歯が少し離れます。そして、声帯を振動させることでこの音が生み出されます。このため、/ŋ/は鼻音であり、有声音です。
図aを見ると、唇と歯が離れていることがわかります。この音を正しく発音するためには、笑っているように口を開く必要があります。
さらに理解を深めるために、図cを注意深く見てください。舌の後ろ部分を正確にどこに配置すればよいかが示されています。ハイライト部分は、軟口蓋を表しています。
/ŋ/の音を出す文字
/ŋ/の音は、英語では以下の文字で表されます:
ng:
ping-pong /pɪŋˌpɑːŋ/
ピンポン
something /sʌm.θɪŋ/
何か
length /leŋθ/
長さ
n(「k」 の前にだけ現れる場合):
think /θɪŋk/
考える
sprinkle /sprɪŋ·kəl/
振りかける
debunk /diːˈbʌŋk/
論破する
link /lɪŋk/
リンク
聴いてみましょう
下記の音声ファイルを聴いて、/ŋ/の発音を学んでください。
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