音 /ð/ の発音方法
このレッスンでは、/ð/の音を正しく発音するために必要な発音器官の使い方を学びます。
/ð/はどんな音ですか?
/ð/は英語の子音です。
英語の音 /ð/
音 /ð/ は日本語には存在しません。しかし、最も近い音は「ザ行」の音です。例えば、「ざっし」(雑誌)や「ぞう」(象)などの「ザ行」の音を使うことで、英語の /ð/ に近い音を出すことができます。日本語には完全に一致する音はないため、最初は少し練習が必要ですが、安心して練習していけば問題なく発音できます。
図bのように、この音を作るには舌が重要な役割を果たします。舌を少し持ち上げ、先端を上の前歯のすぐ後ろに置きます。口蓋垂(のどちんこ)が空気の鼻への通り道を塞いでいるため、空気は口から横に流れ出ます。また、喉の円が赤くなっていることに注目してください。これは、/ð/の音が有声音であることを示しています。したがって、声帯を振動させる必要があります。
図aのように、歯と唇は離れています。段階的に練習したい場合は、まず舌の先端を上下の歯の間に軽く挟んでみてください。慣れてきたら、徐々に舌を後ろに引き、上の前歯のすぐ後ろに置くようにします。
図cでは、舌が口のどの部分にも触れていないことがわかります。どこにも強調表示されていません。
また、下の図を見ると、一部の英語ネイティブスピーカーはこの音を発音するときに舌を少し突き出す傾向があることがわかります。この方法を参考にして発音を練習することができます。
/ð/の音を出す文字
以下の文字が/ð/の音を表すものです:
th:
the /ðə/
その
other /ʌðər/
他の
clothe /kloʊð/
衣服を着せる
bathe /beɪð/
入浴する
注意!
/ð/と/θ/を混同しないようにしましょう。/ð/は有声音ですが、/θ/は無声音です。次の例を比較してください:
think /θɪŋk/
考える
/θ/: 無声音
they /ðeɪ/
彼ら
/ð/: 有声音
ヒント!
借用語(外来語)では、/ð/の音を/d/で発音しても大丈夫な場合があります。例えば、Abu Dhabi(アブダビ)やRamadan(ラマダン)です。ただし、「other」や「brother」のような英単語で/d/の音を使うと、意図した意味が伝わらない可能性があるため注意が必要です。
聴いてみましょう
下記の音声ファイルを聴いて、/ð/の発音を学んでください。
コメント
(0)
推奨
