補語 中級者向け

英語の補語(complement)の概念、主格補語(主語を説明)と目的格補語(直接目的語を説明)の違い、叙述名詞・叙述形容詞・不定詞などの用法を例文とともに解説します。最後のクイズで理解度を確認しましょう。

英語文法の補語

補語とは

補語とは、文の意味を完成させるために、主語または目的語について追加情報を与える語・句・節である。

補語には、単語・句・節が用いられる。

補語の種類

補語には主に次の2種類がある。

Money is everything.

お金こそ全てだ。

Money = 主語、everything = 主格補語

I caught my friend stealing.

友達が盗みを働いているところを捕まえた。

stealing = 目的格補語

主格補語

主格補語は、節の主語について必要な情報を与える補語である。名詞代名詞形容詞などが用いられ、常に連綴動詞の後ろに置かれる。

Kim is a cartographer.

キムは地図製作者である。

※「a cartographer」が主語について説明している。これを除くと文の意味が不完全になる。

They became rock stars.

彼らはロックスターになった。

主格補語を含む文の構造

主語 + 動詞 + 主格補語

主格補語の分類

主格補語は主に以下に分類される。

叙述名詞

叙述代名詞

叙述用法の形容詞

叙述前置詞句

ここでは「叙述名詞」と「叙述用法の形容詞」を扱う。

叙述名詞

叙述名詞は、主語を別の名詞で言い換えたり説明したりする。常に連綴動詞の後ろに置かれる。

Life becomes tough sometimes.

人生は時に厳しくなる。

Christianity is my religion.

キリスト教は私の宗教である。

叙述用法の形容詞

主語を修飾・説明するために使われる形容詞であり、連綴動詞の後ろに置かれる。

Her novel was awful.

彼女の小説はひどかった。

This ice cream tastes sour.

このアイスクリームは酸っぱい味がする。

目的格補語

目的格補語は、節の直接目的語に追加情報を与える補語である。

He made me angry yesterday.

彼は昨日私を怒らせた。

I called her an idiot.

私は彼女をばかだと言った。

目的格補語を含む文の構造

主語 + 動詞 + 直接目的語 + 目的格補語

目的格補語の種類

目的格補語には以下のようなものがある。

名詞・名詞短語

形容詞・形容詞句

不定詞・不定詞句

名詞・名詞短語による目的格補語

特定の動詞は目的格補語を取ることができる。これらは結果を示す動詞であり、一般に「使役的動詞」と呼ばれる。

代表例:

make

appoint

choose

select

judge

They made him the team leader.

彼らは彼をチームリーダーにした。

The manager appointed her the head waitress.

支配人は彼女を主任ウェイトレスに任命した。

形容詞・形容詞句による目的格補語

形容詞や形容詞句は、直接目的語を説明・修飾するために使われる。

She made me overly happy.

彼女は私を非常に幸せにした。

※「overly happy」は形容詞句である。

The painter painted Anne's room blue.

その画家はアンの部屋を青く塗った。

不定詞・不定詞句による目的格補語

不定詞や不定詞句も直接目的語を修飾できる。

I didn't ask him to help me.

私は彼に手伝ってくれるよう頼まなかった。

She chose her sister to accompany her to the wedding.

彼女は結婚式に同行する相手として姉妹を選んだ。

補足:補語と付加語の違い

付加語は追加情報を与えるだけで、なくても文は成立する。一方、補語は文の意味を完成させるために必要である。

I named the baby Sheila.

私はその赤ん坊をシーラと名付けた。

※「Sheila」は補語であり、省略すると意味が不完全になる。

I quit going to the gym long ago.

私はずっと前にジム通いをやめた。

※「long ago」は付加語であり、省略しても文は成立する。

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